KINTOは高すぎる?適正?契約してメリットがある人・ない人の違いとは

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有名芸能人を起用したテレビCMも放送されており、トヨタのサブスクといえばKINTOを思い浮かべる方は多いでしょう。ただ、車のサブスクについてあまりわかっておらず、KINTOを契約してもよいのか、失敗しないか、デメリットなどはないのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、車のサブスクであるトヨタ KINTOについて費用やサービス内容などを比較しながら深く掘り下げて解説します。

この記事で学べること
  • KINTOのサービス内容
  • 初期費用フリープランと解約金フリープランどっちがお得なのか
  • KINTOを契約したときの支払いイメージ

車のサブスクって何?カーリース・カーシェアとの違い

2022年現在、車を購入することなく乗れるサービスがさまざまな世代から人気を集めています。

このようなサービスを大別すると、サブスク・カーリース・カーシェアの3つありますが、それぞれの内容にどのような違いがあるのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで以下に、サブスク・カーリース・カーシェアの3つのサービス内容をまとめましたのでご覧ください。

サブスク定額料金を支払うと契約した期間中サービスを利用できる
カーリース返却を前提として料金を支払いサービスを利用する
カーシェア数十分~数日程度の利用がメイン

サブスクとカーリースのサービス内容はほとんど違いがありませんが、長期間車を使用する予定がある方は、カーシェアではなくサブスクやカーリースがおすすめです

また、多くのサブスクは車検費用や任意保険料も定額料金の中に入っているため、明朗会計といえます。

トヨタのKINTOとはどんなサービス?

車のサブスクと一言でいってもKINTOならではの特徴があるため、この項目ではKINTOの特徴についてご説明します。特徴を知ると契約するかどうかの判断基準を作れるため、ぜひ参考にしてください。

多種多様なメンテナンス費用・故障修理費用込み!

KINTOは、以下のメンテナンス費用が定額料金の中にコミコミとなっていることが魅力です。

  • 法定点検や定期点検
  • ロードサービス
  • 故障修理
  • 油脂類の補充や交換
  • 消耗品の交換

本来であれば車を維持するためにメンテナンス費用がその都度かかり、故障によって修理が必要になった場合はさらに多額の費用がかかります。

しかし、KINTOは月々支払う定額料金の中に故障修理を含むメンテナンス費用がコミコミであるため、万が一のときでも安心です。KINTOのメンテナンス内容はどのようなものなのかは、後ほど詳しくご紹介します。

また、代車が必要なときは契約車両と同等クラスの車を貸してもらえるのも、嬉しいポイントです。

高額になりがちな税金・諸費用込み!

KINTOは、数万円もの出費になり家計を圧迫しがちな税金や諸費用もコミコミ価格です。詳しくご紹介すると、自動車税環境性能割・自動車税種別割・重量税・登録手続き諸費用がコミコミとなっています。

自動車税環境性能割とは

自動車税環境性能割とは、車を取得したときにかかる税金で、その車の燃費性能によって税額が異なります。

一昔前までは自動車取得税といわれていたもので、普通自動車は0~3%、軽自動車は0~2%課税されます。

例えば、300万円の普通自動車を購入した場合は最大9万円、500万円の普通自動車を購入した場合は最大15万円も納税しなければなりません。この大きな金額を別途納める必要がないというのは、KINTOを契約するメリットのひとつといえます。

自動車税種別割とは

自動車税種別割は毎年納める税金で、5月頃に納税通知書が送られてくるものです。

自動車税の税額は排気量によって以下のように異なります。

排気量代表車種税額
1,000cc以下ルーミー2万9.500円
1,000cc超1,500cc以下アクア3万4,500円
1,500cc超2,000cc以下プリウス3万9,500円
2,000cc超2,500cc以下RAV4(ハイブリッド)4万5,000円
2,500cc超3,000cc以下カムリ5万1,000円
3,000cc超3,500cc以下アルファード5万8,000円

自動車税は環境性能割と違って毎年納税する義務があるため、家計を圧迫しがちです。

重量税とは

自動車重量税は、新車を購入したときや車検のタイミングに支払う税金です。

税額は車両重量や初年度登録からの経過年数、エコカー減税・免税の対象になるかならないかで大きく異なり、0円~7万5,000円となっています。

エコカー減税は、燃費基準を満たしていれば対象となる仕組みです。それでも2年に1回かかってくる可能性のある高額な重量税も気にしなくてよいのは、KINTOを契約するメリットといえます。

自賠責保険・任意保険料込み!

自賠責保険は通称強制保険といわれているもので、加入が義務付けられている保険です。任意保険はユーザーの好きな保険会社かつ好きなプランを選ぶことができる、加入が義務付けられていない保険です。

車の保険料は、自賠責保険と任意保険を合わせると年間10万円以上かかるケースもあり、決して安い金額とはいえません。さらに自動車保険の更新日が近づくと、保険会社を見直したりプラン変更を考えたりするなど、手間がかかります。

しかしKINTOは、保険を別途契約する必要がなく、もし事故などで保険を使用しても毎月の定額料金は変わりません

車検費用込み!

KINTOであれば、車検費用を支払う必要がありません。

車検は新車であれば初年度登録から3年後であるため、3年以内の契約なら車検は必要なく、3年以上の契約の場合でも車検自体は受けますが費用はKINTOが負担します。

車検費用は車種にもよりますが6万円~10万円程度、場合によっては10万円以上かかるため、この費用を負担しなくてもよいのはKINTOを契約するメリットのひとつです。

KINTOのメンテナンスはどこまでやってくれるの?

KINTOの魅力のひとつは、なんといっても豊富なメンテナンス項目です。

KINTOの定額料金の中に含まれている消耗品の交換は、以下のとおりです。

  • エンジンオイル
  • エンジンオイルフィルター(エレメント)
  • エアクリーナーエレメント
  • タイヤ
  • バッテリー
  • ワイパーゴム
  • ウォッシャー液
  • エアコンフィルター
  • ブレーキパッド
  • ブレーキシュー
  • ブレーキライニング
  • ブレーキフルード
  • 各種電球(ヘッドライトやテールランプなど)
  • 各種電池(電子キーやカードキーなど)

整備士の私から見ても、このサポート体制は素晴らしいといえます。

特に交換すると高くなりがちなタイヤやバッテリー、ブレーキ周りの部品が持ち出しなしの定額料金に含まれているのは評価できるポイントです。

KINTOのプランはどんなものがある?

KINTOの契約プランには、初期費用フリープランと解約金フリープランの2つがあります。2つのプランの違いは、それぞれ初期費用と解約金がかからないということだけではありません。

この項目では、初期費用フリープランと解約金フリープランにどのような違いがあるのかをわかりやすくご説明しますので、契約を迷っている方はぜひ参考にしてください。

KINTOの初期費用フリープランとは

初期費用フリープランの特徴は、以下のとおりです。

  • 初期費用:0円
  • 契約期間:3年/5年/7年
  • ボーナス併用払い:利用可能(一部車種を除く)
  • 中途解約金:有り
  • 乗り換え特典:有り(のりかえGO)
  • 契約可能車種:トヨタ・レクサス・モリゾウセレクション

初期費用フリープランの魅力といえば、本来であれば車を持つときに最初にかかる費用を抑えられることです。

初期費用がかからず、KINTOであれば保険料も月額の使用料金の中に込みであるため、面倒な手続きを一切する必要がありません

また、ライフスタイルの変化などによって契約車種を変更したくなった場合でも、ひと月分の定額料金を手数料として支払えば、新しい車種に乗り換えることができます。

KINTOの解約金フリープランとは

  • 初期費用:月額5か月分相当
  • 契約期間:3年(契約満了後に再契約可能)
  • ボーナス併用払い:利用不可
  • 中途解約金:無し
  • 乗り換え特典:無し
  • 契約可能車種:トヨタ

解約金フリープランは初期費用として5か月分相当の月額使用料金を支払わなければなりませんが、その分毎月の支払い額が初期費用フリープランよりも安くなっています。

例えば、ヤリスクロスを初期費用フリープランで契約すると3年の間に支払う金額は合計162万円です(2022年4月現在)。しかし解約金フリープランで契約すると、3年で合計144万円となっています(2022年4月現在)。

この金額だけを見ると、中途解約をしても解約金がかからない解約金フリープランに軍配が上がりそうですが、そう単純ではありません。次項で費用面を徹底的に比較するので、ぜひご覧ください。

初期費用フリープランVS解約金フリープラン|結局どっちがお得?

初期費用フリープランと解約金フリープランは、どちらも一長一短といえるプランです(さすがトヨタ、うまいこと作っています……)。

とにかく費用面だけでどちらが得なのかを知りたいという方に向けて、この項目ではヤリスクロスを契約したときの料金の違いについて解説します。

以下は初期費用フリープランでヤリスクロスを3年契約したときにかかる費用例です。

  • 初期費用:0円
  • 基本月額利用料:4万5,000円
  • ボーナス払い:5万5,000円(1月と7月)

1年で56万円、3年で168万円となっています。

以下は解約金フリープランでヤリスクロスを3年契約したときにかかる費用例です。

  • 初期費用:22万3,000円
  • 基本月額利用料:4万円
  • ボーナス払い:なし

1年で48万円、3年で144万円、初期費用を合わすと合計166万3,000円となっています。

この金額だけを比べると初期費用に多額のお金を用意しなくてもよい初期費用フリープランのほうに惹かれますが、気をつけたいのは契約の途中で解約すると解約金が必要となることです。

解約金は、1年で契約解除する場合は8か月分の使用料金、2年で契約解除する場合は6か月分の使用料金を解約金として支払わなければなりません(契約車種や状況によって増減する可能性があります)。

そうなると、8か月分の使用料金は36万円、6か月分の使用料金は24万円と高額であるため、契約の途中で解約する可能性が少しでもあるのなら解約金フリープランにしておくことをおすすめします

まとめると以下のとおりです。

  • 初期費用は、初期費用フリープランが0円で解約金フリープランが月額5か月分相当必要であるため初期費用フリープランがお得
  • 中途解約する可能性がある場合は、解約金フリープランにしておいたほうがよい
  • 毎月の支払い額を抑えたいなら初期費用フリープランがよい
  • 契約期間中に車種変更をする可能性があるのなら初期費用フリープランがよい
  • ずっと同じ車に乗り続けたい場合は解約金フリープランがよい

なんだか割高に感じるのだけれど本当にお得なの?

前項で3年契約したときの費用例についてご説明しましたが、初期費用フリープラン・解約金フリープランともに「そんなに支払うなら新車を買ったほうがよいのでは?」と感じた方もいるでしょう。

そこでこの項目では、KINTOは割高なのか、本当に契約者にとってお得なのかを解説します。

KINTOの毎月支払う定額料金の中に含まれている項目と、おおよその費用は以下のとおりです(ヤリスの場合)。

  • エンジンオイル:6,000円/回
  • エンジンオイルフィルター:2,000円/回
  • エアクリーナーエレメント:4,000円/回
  • タイヤ:8万円/4本
  • バッテリー:3万円
  • ワイパーゴム:1,500円/本
  • ウォッシャー液:500円/回
  • エアコンフィルター:3,000円/回
  • ブレーキパッド:2万円
  • ブレーキフルード:3,000円
  • 法定12か月点検:1万1,550円
  • 車検:8万円
  • 自動車保険:10万円/年
  • 税金:4万円

上記の金額を合計すると、38万1,550円になります。

さらにこの38万1,550円に加えて車両本体価格と車両装備品代金、ロードサービス、故障修理費用もコミコミ価格です

万が一の事態に備えながら1年で48万円~56万円程度で新車に乗れるのは、確実に安いといえます。

KINTOの契約が向いている人・向いていない人

KINTOの特徴からいって、すべての人が契約に向いているとはいえません。そこでこの項目では、KINTOを契約してメリットを得られる人と、契約してもあまりメリットがない(契約しないほうがよい)人をご紹介します。

KINTOの契約でメリットがある人

KINTOの契約が向いている人は、以下の項目に複数あてはまる人です。

  • お手頃価格で新車に乗りたい
  • トヨタやレクサスの車が好き
  • 保険や税金など、煩わしいことを考えたくない
  • メンテナンスや車検など、まとめて任せたい
  • 面倒な手続きをせず手軽に車に乗りたい
  • Webで手続きをしたい

KINTOは面倒な手続きなく、トヨタやレクサスの車に乗ることができるサービスです。

契約後も定期的なメンテナンスや車検を任せることができるだけでなく、自動車保険の契約も別途自分でする必要がありません

車を持つときに必要な煩わしい手続きの一切をお任せできるのは、KINTOならではのメリットです。

KINTOの契約でメリットがない人

KINTOの契約があまり向いていない人は、以下の項目にあてはまります。

  • 10年、20年先までずっと同じ車に乗りたい
  • トヨタやレクサスの車が好きではない
  • 保険は自分で吟味して選びたい
  • ペットを車に乗せたい
  • 車を改造したい

KINTOはトヨタのサービスですので、選べる車種はトヨタかレクサスの車になります。そのため、日産やホンダ、マツダやスバルなどのメーカーの車に乗りたい人は、KINTOの契約が向いていません。

また、KINTOで契約した車にはペットを乗せることが禁止されています。ペットを動物病院へ連れて行ったり、ドッグランへ遊びに行ったりするときに車を使えないので、ペットがいる家庭でKINTOを契約する際は事前に熟考したほうがよいでしょう。

まとめ

くるまクマ
くるまクマ
  • KINTOはメンテナンス・車検・保険・税金などの費用を別途支払う必要がない
  • とにかく安く車に乗り始めたいなら初期費用フリープランがおすすめ
  • 契約の途中で解約する可能性があるなら解約金フリープラン一択
  • 車を改造したい人やペットを乗せる予定の人はKINTOは向いていない
  • 車に関する手続きを大手メーカーに任せられる安心感があるのはKINTOだけ!
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