タイヤ交換を自分でしたい!道具と手順&自分でするメリット・デメリット【図解】

整備士監修シリーズ

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タイヤ交換は、道具を用意して手順を知ればお店に依頼しなくても自分ですることが可能です。

お店に依頼すると手間はかかりませんが、工賃が必要となります。
工賃はタイヤのサイズや車種によって異なり、安くても4本で2,000円程度で、高いと倍以上の費用がかかることもあります。

工賃を節約するために、「タイヤ交換を自分でやりたい」「自分でやりたいけど上手くできるか不安」「安全にタイヤ交換をする手順を知りたい」とお悩みの方は多くいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、自分でできる簡単で安全なタイヤ交換の方法をご紹介します。
この記事を読んで自分でタイヤ交換することで、車を所有している限り永久的に支払う必要のあるタイヤ交換工賃が必要なくなり、長期的に見ると数万円以上節約できます

タイヤ交換を自分でするときに必要な道具

タイヤ交換を自分でするには、用意しておくべき物があります。
前もって準備しておかないと、車をジャッキアップした後や古いタイヤを車から取り外してから焦ることになりかねません。

この項目ではタイヤ交換時に準備しておくべき必要な物をご紹介しますので、事前準備の参考にしてください。

軍手や手袋:汚れ防止と安全のために必要

タイヤ交換は、素手ではなく軍手や手袋を付けて作業することをおすすめします。
タイヤにはさまざまな汚れ・ごみが付着しているためです。

尖った石や金属片などがタイヤに刺さっていた場合、素手で作業すると怪我をするかもしれません。
汚れと怪我防止のために軍手や手袋を装着し、手を守って安全に作業しましょう。

ジャッキ:車を浮かせてタイヤを着脱するために必要

タイヤが地面と接地している状態ではタイヤ交換ができないため、車を浮かすジャッキが必要です。

車載ジャッキが搭載されている車であれば、わざわざ新しい物を購入する必要はありません。
ただし車載ジャッキは慣れていないと扱いにくく、ジャッキアップ時にパワーが必要であるため、4本すべて車載ジャッキを使用してタイヤ交換するのは現実的ではないといえます。

できれば市販されているジャッキを購入し、作業効率を高めてはいかがでしょうか。
ジャッキは消耗品ではないため、一度購入すれば壊れない限り永遠に使用し続けられます。

レンチ:ナットを緩める&締めるために必要

タイヤが車から外れないように固定しているのがナットです。

走行時には強い負荷が足回りにかかるため、ナットは人力だけで緩めたり締めたりすることができませんが、レンチがあれば可能です。
車載レンチがあればそれを使用しても問題ありません。

ただし、タイヤ交換時に使いやすいレンチは「クロスレンチ」です。
名前の通り十字になっているレンチであるため、両手で回しやすく力をかけやすい構造になっています。

固く締まっているナットを緩めたり、しっかり固定させる必要のあるナットを締めたりしやすいため、安全のためにも準備しておきましょう。

実践!タイヤ交換を自分でする方法

タイヤ交換は、以下の手順でおこないます。

  1. レンチでナットを緩める
  2. 車をジャッキアップする
  3. 1で緩めたナットを完全に外してタイヤを車から取り外す
  4. 新しいタイヤを車に合わせ、ナットで仮止めする
  5. レンチでナットを締める

それぞれの手順について詳しく解説します。

レンチを使ってナットを緩める

まず、タイヤ交換をするすべてのナットを反時計回りにまわして最初に少しだけ緩めます。
タイヤと地面が接地している状態は、接地していないときよりもナットを緩めやすいためです。

ただし、ナットを完全に取り外すのはジャッキアップ後であることは覚えておきましょう。
ジャッキアップ前にナットを完全に取り外すのは、危険作業のひとつです。

車をジャッキアップする

すべてのナットを少しだけ緩めたら、ジャッキを車のジャッキアップポイントにセットします。

一番わかりやすいジャッキアップポイントは、車を横から見て下から覗き込んだときに手前側に確認できるフレーム部分です。
以下のように切り込みが入っているため、すぐにわかるでしょう。

ナットを取ってタイヤを車から外す

レンチを使って一番最初に緩めたナットを完全に取り外します。
このときに外したナットを紛失しないよう、適当な箱に入れておくとよいでしょう。

ナットを完全に取ったらタイヤを手前(自分側)に引っ張るとタイヤが外れます。
固着していて引っ張ってもタイヤが外れないときは、タイヤのサイズなどが書いてあるサイドウォールを張り手の形(手のひらをパーにした形)で叩くと衝撃で外すことが可能です。

新しいタイヤを車に装着してナットを締める

タイヤを外したら、あとは新しいタイヤを装着するだけです。
穴をボルトの位置に合わせてパコっとはめましょう。

タイヤが重く、持ち上がらないときは足のつま先にタイヤを乗せて、つま先をくいっと上げるとよいでしょう。
ただしこの方法を試す場合は、安全靴などで足を保護してからおこなうことを覚えておいてくださいね。

そしてナットを締めてジャッキを下ろし、終了です。

自分でタイヤ交換をするときの注意点

タイヤ交換は整備士に任せることなく、自分ですることができます。
しかし自分でできるからといって、どのように行ってもよいというわけではありません。
安全確保を怠れば、重大な事故につながる恐れもあります。

この項目では、自分でタイヤ交換をするときの注意点をご説明しますので、参考にして安全に作業をしてください。

作業は平坦な場所でおこなう

タイヤ交換は、坂道や傾斜のある場所でおこなってはなりません。
平坦な場所でなければ、作業中に車が動いて事故につながります。
人にぶつかりでもしたら人身事故となってしまうかもしれません。

また、坂道や傾斜のある場所ではナットを緩めたり締めたりする際に、余計な力が必要となります。
インチサイズが大きなタイヤを交換する際は、位置合わせのためにタイヤを持ち上げるときにも力を使うでしょう。

体力切れとなるとタイヤ交換を完遂できないかもしれません。
できるだけ楽に作業を進めるためにも、平坦な場所でタイヤ交換をしましょう。

締め付けトルクは適正にする

タイヤを車に取り付ける際に適正トルクで締め付けておかないと、走行中にタイヤが車体から外れる可能性があります。

走行時にタイヤが外れると、車は制御不能の状態に陥り、周りの人や車にも危害を及ぼしかねません。

適正トルクで締め付けるには、トルクレンチを使用することをおすすめします。
トルクレンチを使用することで、すべてのタイヤを適正な一定のトルクで締め付けることが可能です。

ジャッキアップポイントは都度要確認

タイヤ交換の際には車をジャッキアップすることが不可欠ですが、ジャッキは車のどこにかけてもよいということはありません。
間違った箇所にジャッキをかけてしまうと、部品が破損したり、重量に耐えきれず作業中に車が落ちてしまったりします。

タイヤ交換時のおすすめジャッキアップポイントは、車を横から見て下から覗き込んだときに手前側に確認できるフレーム部分です。
厚さがないため心もとないと感じるかもしれませんが、タイヤ交換時に使用しやすいジャッキアップポイントなので、迷わず使用して問題ありません。

タイヤ交換は1本ずつ確実におこなう

ジャッキアップポイントが分かったからといって、下の画像のように車のセンター部分にジャッキをかけて前後2本を同時に交換しようとしてはいけません。

車の重さは前後で同じではないため、作業中に車が傾く恐れがあります。

タイヤ交換の基本は、「1本ずつ確実に」です。
画像の青矢印で指しているところにジャッキをかけ、1本ずつ作業しましょう。

タイヤ交換を自分でするメリット・デメリット

タイヤ交換は手順を間違えると怪我をしたり、車が壊れたりする可能性があります。
そのため、自分でするメリットとデメリットをしっかり理解しておかなければなりません。

自分にとってメリットのほうが大きければ、この記事の手順通りに注意点を守っておこなえば問題なくできるでしょう。
デメリットを知って「やめておこう」と思った場合は、車屋さんにタイヤ交換を依頼しましょう。

【メリット】節約&自由度100%

タイヤ交換を自分でする一番のメリットは、やはりタイヤ交換費用がかからない点です。
雪の降る地域にお住まいの方であれば、冬にスタッドレスタイヤを履かなければならないため、1年に2回もタイヤ交換をしなければなりません。

交換費用はインチサイズによりますが安くても2,000円程度であるため、2回タイヤ交換をするとなると1年に4,000円必要です。
また、外したタイヤをお店に預ける場合はその費用もかかるため、年間で最低1万円はかかるでしょう。

そしてタイヤ交換を自分でするもうひとつのメリットは、緊急時にもタイヤ交換ができるという点です。

パンクをしたときや急に天候が悪化してスタッドレスタイヤを履かなければならなくなったときなどに、自分でタイヤ交換ができればロードサービスを呼んだり慌ててタイヤショップへ駆け込む必要がありません。

タイヤ交換費用は長い目で見るとかなり高額になるため、自分で交換できればかなりの節約になるでしょう

【デメリット】車・人体に危険が伴う

タイヤをしっかりと適正トルクで車に装着できていないと、走行中に脱輪してしまう可能性があります。
脱輪すると自分の車はもちろん、他車(人)を傷つけてしまう恐れもあり大変危険です。

また、作業中もジャッキを正しい位置にかけていないとジャッキが外れ、足や手、体が下敷きになってしまうケースがあります。

どれも正しい手順で気をつけながら作業をすればミスを避けられますが、不安が残る場合は無理に作業せずにプロに任せたほうがよいでしょう。

タイヤ交換でよくある質問と答え

ジャッキは車載ジャッキを使用してもよい?

車載ジャッキをタイヤ交換で使用することは問題ありません。
ただし、あくまでも車載ジャッキは急なパンクなど、一時的にスペアタイヤに交換する際に使用するのが基本です。

日常的なタイヤ交換をするために作られたジャッキではないため、市販されている物より扱いづらく、作業時の疲れも出やすいです。

タイヤ交換を自分でするときにかかる時間は何分くらい?

慣れている方であれば、10分~30分程度でタイヤ交換を終わらせられるでしょう。
慣れていない方でも、1時間程度でできる作業です。

難しい作業内容はないのですが、安全に配慮することは重要であるため、時間は気にせず怪我なくしっかりタイヤを取り付けることを意識しましょう。

タイヤ交換は何㎞でするのがベスト?

一般的には、タイヤは走行距離4万km程度まで使うことができるといわれています。

ただし、急発進や急ブレーキが多い運転の仕方をしていたり、タイヤの状態が悪くなったりした場合は、4万kmを待たずにタイヤ交換をしなければなりません。

タイヤ交換を自分でしないほうがいいといわれる理由は?

タイヤ交換を自分でしないほうがいいといわれる理由は、失敗したときのリスクが大きいためです。

失敗例としてよくあるのは、脱輪やジャッキアップ時の事故、タイヤやホイール、ナットの損傷などです。
特に脱輪や事故に関しては危険であるため、タイヤ交換はプロに任せて自分でしないほうがいいといわれることがあります。

しかしこの記事を読んできちんと丁寧におこなえば、タイヤ交換は難しい作業ではありません。
実際に、アンケートで50%以上の方がタイヤ交換を自分でおこなっているという回答もありました。

タイヤ交換をしないまま放置するとどうなる?

タイヤ交換は、車に乗っている以上避けては通れないものです。
例えば、残り溝が1.6mm以下になると車検に通らなくなります。
さらに、偏摩耗や片減りが起こっていると、タイヤ本来の役割を十分に発揮できません。

異常摩耗したタイヤは振動や音が車内に伝わりやすいだけでなく、走行時の安全性も損なわれます。
また、燃費も悪化するためお財布にもダメージがいくでしょう。

タイヤ交換は自分でできる車のメンテナンスのひとつであるため、きちんと手入れをして安全確保に努めましょう。

まとめ

タイヤ交換は、手順さえ覚えれば簡単に自分ですることができます。

作業時に必要な物も少なく、一度集めてしまえば壊れない限り永久的に使用可能なものばかりです。

タイヤ交換作業は平坦な場所で行い、締め付けトルクとジャッキアップポイントに気を付けて安全に作業しましょう。

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